錆兎 生存 小説 9

錆兎 生存 小説 9

この小説シリーズ「原作軸で生存ifの錆兎が頑張る話」は合計3作品公開されています。pixivに登録すると、「いなり」さんの作品に対しいいね!やコメントをつけたり、メッセージを送り交流することがで … この小説のブログパーツ 作者名: からり | 作成日時:2020年6月20日 19時 パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。 こちらの作品は鬼滅の刃の二次創作です。 以下のことが含まれています。 ・錆兎生存 ・都合のいい血鬼術 ・都合のいい展開 ・腐に見え … It includes tags such as "冨岡義勇", "生存ルート" and more. 手鬼が錆兎と真菰のことを同時に話していたので、てっきり2人同時に手鬼と戦ったと思っていました。 しかし、「義勇が錆兎と一緒に最終選別受けたこと」「その年の最終選別は錆兎以外全員受かった」と義勇が発言したことで、別々の年に最終選別を受けたことが判明しました。 確かに錆兎と真菰が一緒に最終選別を受けたとは表現されていないので、読み手の勘違いということになります。 で、どっちが先に最終選別を受けた … "悪運の強い錆兎さん 其の弐" is episode no. It includes tags such as "腐滅の刃", "生存if" and more. 幸いなことは、分身玉壺の実力が上弦の伍の力に達していないことと、鬼同士が縄張り争いに興じていることである。, 錆兎は刀を構えて血鬼術を打ち消していた。背後に居る義勇は魘夢の血鬼術で眠り続けており、義勇と青年を庇いながらでは逃走の機を見いだすことができずにいる。逃げることもできず、積極的防衛に転じることもできず、その場で血鬼術の余波を受け流すしかなかった。, 切羽詰まった声で錆兎が義勇に呼びかけるが、義勇は涙を流すだけで眠りから起きる気配はない。, 青年が義勇に藤の花の蜜を溶かした水を少しずつ飲ませているが、血鬼術がそれだけで解除できないことは百も承知している。この水が術を解くきっかけとなることを願うしかない。, 動けない彼を自分が背負えば、今なら3人とも助かるのではないか。そう考えての提案だった。, 玉壺の血鬼術、千本針魚殺(せんぼんはりぎょさつ)によって呼び出された金魚が毒針を吹き飛ばす。その全ての針を叩き落として錆兎は言った。, 「全員まとめて逃げるのは無理だ。奴らはその時だけ結託して俺たちを喰らうつもりだ。俺が足止めをする間に全力で逃げろ!!」, 背後に居る義勇と青年を守るには、錆兎は一人残り盾となって攻撃を相殺し続けるしかない。, バクバクと、青年の耳元で心音が鳴り響く。徐々に心臓の音が頭の中を侵食し、脳を揺さぶる。同時に胸へじわじわと不快感が広がっていき、過度な自分の呼吸音が嫌に聞こえる。, 彼の言っていることは正しい。それが、生存率が最も高い選択だと理解している。だがその選択はしたくない。彼を死なせたくはない。, 動かない青年に錆兎は怒声を浴びせた。それは彼の師が、かつて彼等によく言っていた言葉だった。, ひどく泣きたくなった。これが差なのだろうか。ぬるま湯で生きていた自分と、常日頃から命のやり取りをしている彼らとの。, 玉壺は錆兎達を見てにやりと唇をゆがめた。他人の飯をそいつの目の前で横取りすることに悦を覚えた、邪悪な笑みだった。, 「人間は意味のないことをする。あの二人は喰われる。お前なんぞではこの玉壺を足止めになど出来ぬわ。ちんちくりんの脆い盾では時間など稼げぬ」, 「上弦の伍を、嘗めるな──」肌を刺す殺気は強く、悪臭も濃い。常人の鬼殺隊隊員であればその殺気を浴びただけで泡を吹いて倒れているだろう。, だが錆兎は地に足をつけ、怯むことなく玉壺を睨みつけた。これまで経験したこと、接した人との想いを全て思い返し、地の底を這う声をぶつける。, 「俺の選択は誤ってなどいない。俺が助けられる全ての人を助けることが、俺の意志だ。その代償がたとえこの命であったとしても、俺は迷わずそれを選択する」, 家族が喰われた日──救いたいと、強く誓った。傷つく全ての人が悲しい思いをしないようにと。誰もが幸せであってほしいと。幼い頃の自分の願いは、決して間違ってなどいない。, 「お前たち鬼にはわからないだろう。かつて人間だったにもかかわらず、人を喰い、人の心を亡くしたお前たちには。狂猛な力と能力で人の幸せを蹂躙し、嘲笑うお前たちに、人の繋ぐ想いの重さなど最早わからないだろう」, 錆兎は構えた。水の呼吸、最強の威力を誇る拾ノ型、生生流転(せいせいるてん)の構えを──, 「お前たちには喰った人の躯が重なり、無念の声が巻き付いている。一人一人の声は微々たるものに違いない。だが、喰われた人の数が多くなるにつれてその声は大きく、想いは強く、代を重ねて強固になる。その強大な想いを乗せた刃でお前たちを滅する!!」, 青年は走っていた。体が重く、息が切れ、足がもつれ、涙がこぼれ落ちる。それでも足は絶対に止めない。身を挺して盾となった錆兎の事を思い、自分の命と背負う少年の命を守らなければならない使命感が生まれる。, 全力で走る。苦しくて涙が出てくる。それが、心の痛みによるものなのか、それとも体の悲鳴によるものなのかはわからない。生きることに初めて必死になっている。, あんな勇敢な背中は見たことなかった。そして、これからも彼を超える存在などいはしない。だからどうか願う。絶対に生きてくれと。, 青年は走りながら自分に問う。今自分にできることは何だと。そして答える。背中にいる少年を目覚めさせることだと。, 青年は義勇に叫び続けた。息が絶え絶えになりながらも、眠り続ける義勇に助けを懇願する。, 「起きれくれ義勇さん!! 錆兎さんをっ!! 助けてくれ!! 鬼に負けないでくれ!! 」, 蔦子は義勇と共に耳を澄ますが、何も聞こえない。蔦子は首をかしげ心配そうに義勇を見つめた。, 再び聞こえた必死な声に、義勇は食事を一旦やめる。はっきりと聞こえた助けを求める声に、空耳ではないと確信するが、声の出所が分からない。, 「もう、義勇。何も聞こえないわよ。貴方疲れてるのよ。早く食べて、今日は早く寝ましょう」, 義勇の胸の中にどうしようもないざわめきが波紋の様に広がる。ざわつく胸に言いようのない焦りが生まれてくる。, その名を口に出すと、なぜだか鼻先がツンとなり、目頭が熱くなる。先程とは比べようにならない程の焦燥が胸に広がる。, 上から落ちてきた水滴が手の甲に当たり、弾ける。水滴を嘗めてみると、ほんのり藤の香りのする甘い水だった。馴染みがないはずなのに、その香りは焦燥を抱く義勇をなぜか落ち着かせた。, ──義勇さん、お願いだ!! このままじゃ……錆兎さんが死んじゃうよ! 助けてくれ!! 起きてくれ!!, 涙がこぼれ落ちる。袖で拭うと、それは姉の羽織だった。そばには見慣れた自分の刀があった。右腕から忘れていた激痛が襲ってくる。, 義勇は瞼を強く閉じて、思いを断ち切る。左手を強く握りしめ、頬を殴って甘えを捨てる。, ああ、幸せだな。こんな幸せをあの時までは幸せだと思っていなかった。ここに居たい。あの頃に戻りたい。だが──今の自分を導いてくれた仲間がいる。, 目を開けると、蔦子が心配そうに見ていた。その目には、鬼殺隊の隊服を着ている現在の自分が映っていた。, 「……すまない、姉さん。まだ一緒に暮らせない。ただ、嘘でもまた会えてうれしかった」, 「邪魔をしないでくれる。喰べ損ねたじゃないか。上弦だからって何しても許されると思うなよ」, 義勇はすぐさま周囲を確認した。目の前には上弦の伍と下弦の壱が一体ずついる。助けた人たちはいない。, 義勇は自身の状態を確認する。利き腕ではない片腕で十二鬼月を二体相手にするのは絶望的だ。一旦退避し、錆兎たちと落ち合うことを考える。, 玉壺がそう念じると、一万匹の鋭い歯を持つ魚が玉壺の意志に従い義勇を刺突する。肉を裂き、歯で抉り、弾丸となって急所を狙う。, 義勇は深く息を吸い、吐き出した。荒波となっている気持ちを落ち着け、生き残るための最善を尽くす。, 渦のように回転し、刺突する魚の大群を渦に閉じ込め撃滅を図る。だが利き手ではない左手一本では威力はない。切り損ないの魚達が義勇目掛けて突く。, 斬られた魚は肉塊となり、体液を撒き散らす。散ってくる溶解液が羽織と隊服に付着し布を溶かす。, 魚の体液を直接浴びれば死ぬ。右腕は骨が砕けている。呼吸で止血しているが、血を流しすぎている。それにより酸素が全身に回らない。魚の毒液が気化して周辺に充満している。自分の手に負えないことを再度痛感する。, 玉壺はヒョッヒョと気持ち悪く笑った。出来上がったばかりの自信作を周りに見せびらかし、己のすばらしさを誇示する。玉壺の脳内では、既に称賛の嵐が巻き起こっていた。, 「見よ!! この芸術を!! 名は“赤銅の亡霊”!!」玉壺は義勇の目の前に作品を置いた。現れたのは標本の展翅(てんし)の様に、何本もの日輪刀で体を固定され、串刺しにされた錆兎と青年だった。, 天を向く錆兎の胸には錆兎の刀が貫いており、体を固定するそれぞれの刀には彼の血が伝い赤く輝いていた。, ヒュウ……ヒュウ……という微かな呼吸音から錆兎が辛うじて生きていることが分かるが、その目は暗く死の淵へ落ちかけている。, 青年もまた何本もの刀で貫かれており、手足のみならず体があらぬ方向に捻じ曲げられ全身が血で赤く染まっていた。目は堕ち、彼の命が消えていることが読み取れる。, 信じられない、というよりは信じようとしなかった。深く考えれば玉壺が現在義勇の目の前に居る理由が想像つくからだ。, 「どうですこの作品は!! 特に宍色の髪という上々な素材をより美しい芸術品へと昇華させたこの玉壺様の腕を!!」, 魘夢は半目となって玉壺を見た後、屈託なく義勇に笑った。甘い蜜を得た顔は悦に入り、義勇を絶望に落としていく。, 「そいつらは君を助けに来たからやられたんだよ。笑っちゃうよね。弱いのに身の丈を考えないから」, 「お前が寝ている間に宍色が盾となって、黒髪がお前を背負って逃げたけどすぐに追いつかれたんだ。こいつらは、お前のせいで喰われるんだよ」, 義勇は玉壺を相手に斬りかかる。だが心乱れた義勇の剣技は繊細さを欠いていた。怒りで冷静さを失い、初撃の技にこだわり剣筋を見切られる。, 玉壺はもはや義勇を喰うことよりもいかに芸術的に殺すかを考えていた。そのためには素材をより良い状態で保存しなければならない。必要な個所が欠損しては、より高度な芸術になりはしない。玉壺が目指すのは、究極の美だった。, 人を一人閉じ込める程の巨大な水鉢が現れ、義勇を呑み込む。粘度の高い液体に閉じ込められ、義勇は内側から刺突した。だが水鉢は柔らかく、ゴムのように形状を変化し、突き破ることはできなかった。, 次第に義勇の息が切れ、体が動かなくなる。刀を握る力も残っていない。思考も停滞し、視界が霞みだす。, 突如、義勇を閉じ込めていた水鉢は斬れ、義勇は血鬼術から解放された。突然の空気に咳き込み、必死に呼吸を安定させる。, 目の前に、誰かが立つ。その人の背中を見て、自分を守り戦い続けていた錆兎と重なり涙が溢れた。, その人の姿が歪む程、義勇は涙を流した。涙で視界が霞む中、その人が握る藍色の刀が義勇の目に鮮烈に焼きついた。, あまりの疲弊に、体が地に沈みこみ指一本動かすことができない。それでも義勇は、動かない体を叱咤し無理矢理土を握りしめる。, 歯を喰い縛り、体を起こそうとするが体は動かなかった。想いだけでは困難に打ち勝つことはできなかった。, 藤の花の家紋を掲げる家に義勇は暫くの間療養することになった。家の者が気を使い、部屋に閉じこもる義勇を縁側に座らせ庭の景色を見せる。, だが義勇は、目の前に立つ水柱を認識していない。精密機器の様に、外界から入った視覚情報を角膜と水晶体を屈折させて光の情報として脳に伝達するが、義勇の脳はそれを処理していなかった。その機能をシャットダウンすることで、義勇の精神は保たれていた。, 聴覚もまた同様であった。耳の機能として聴覚情報を拾っていても脳がその情報を活用していない。, 茫然自失している義勇を見て、拳を強く握りしめる。ふつふつと、やり場のない苛立ちが出口を求めて義勇の襟首を乱暴に掴んだ。, 「お前を、俺の継子にする。錆兎に救われたその命を、多くの人を救ってその価値を証明しろっ!」, 飾り物のように、ただレンズの役割をしていたガラス玉の様な目から涙がこぼれ落ちていた。, 蝶屋敷の一室に義勇は足を運んだ。普段であれば何かとちょっかいをかけるしのぶは、この時だけはいつも義勇に話しかけない。, 義勇はベッドに眠り続けている錆兎の寝顔を見ていた。あの日から錆兎は目を覚まさない。, 弱かった昔の自分を悔いる。後悔しか浮かんでこない。努力が足りなかった。だから今も錆兎は眠り続けている。, あの時俺が弱かったから錆兎の足をひっぱった。精神が強ければ。もっと早く血鬼術を解いていれば。, 何気ない日常が幸せであることを姉さんから教わった。戻らない幸せがあることを錆兎が教えてくれた。俺は、大切な人からいろんなものを奪って今生きている。, 姉さん、錆兎、先代の三人に助けられたこの命で、その価値を証明し続けなければならない。, 優しい思い出を全て振り払うように、蔦子と錆兎の着物を繋ぎ合わせた羽織を翻して蝶屋敷を後にした。.

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